第24章 鶴も足をつる。
コガ「だぁ~疲れたぁ・・・・・」泣
日向「やっぱ一日二試合はキツイな」
「皆お疲れ様」
皆疲れ切った顔してるな・・・・
でも、次は準決勝と決勝。つまり一日で正邦と秀徳との試合が待ってる。
今日よりきつい試合になることは間違いない
皆が少しでも楽になれるように、正邦と秀徳のデータを集めないと・・・
考えながら帰り道を歩いていたら
伊月「ちゃん!考え事しながら歩いてたら危ないよ^^」
そう言って俊くんは私の腕を引っ張った
その横をスピードの出た車が通り過ぎていった
「あ、俊くんごめん。ありがとう!」
伊月「どういたしまして^^」
俊くんは疲れてるってのに、私に疲れた顔一つ見せずに笑顔を向けた
「今日は疲れたでしょ?家帰ってゆっくり休んでね。」
伊月「ありがと^^でもちゃんにマッサージしてもらったし!!」
俊くんはいつもこうして気を使う
「ダーメ!!俊くんいつも気使い過ぎ。そんなんじゃ余計に疲れちゃうよ。」
伊月「アハハ^^ちゃんにはバレバレか・・・」
俊くんは苦笑いしてたと思ったら、急に優しい顔をして私の頭を撫でた
伊月「ちゃん、いつも見ててくれてありがとな。心配してくれてありがと。俺さ・・・・」
俊くんは優しく微笑みかけたと思ったら、少し悲しい顔になった
伊月「俺にはイーグルアイ以外大した取り柄も無いけど・・・バスケが好きってことでは負けてないつもりだ。・・・でも強いチームと対戦して、今のままじゃダメだって痛感した。・・・・俺はもっとバスケを知らなくちゃいけない。練習を続ければ、特技をさらに伸ばすこともできるはずだ!・・・火神達一年の成長に負けてられないぜ!!・・・・・誠凛のPGとして、皆の力を活かせるように頑張らなきゃな!!」
話し終えた時には、俊くんの顔はやる気に満ち溢れてた