第128章 お祝い。
☆桃井さつき☆
みんなは、むっくんとちゃんが来る前に、ウォーミングアップだと言って2on2を始めた
桃井「ウォーミングアップねぇ...」
黒子「僕も早くやりたいです」
体慣らしと言いながら、みんなの表情は真剣で
それが何だか嬉しくって、テツくんと顔を見合わせて笑った
青峰「おい黄瀬!!俺によこせ!」
黄瀬「いや、ここは俺が!!」
赤司「緑間、今だ」
緑間「そんなチームプレイでは俺たちには勝てないのだよ」フンッ
青峰・黄瀬「「ぬぁっ!!」」
この光景がなんだか懐かしくて、気持ちがこみ上げてきちゃったな
テツくんにわからないようにそっと目頭を抑えていると、むっくんの姿が視界に入ってきた
桃井「あっ!むっくん!ちゃーん!」
私は大きく2人に手を振ると、ちゃんもそれに気づいて大きく手を振り返してくれた
青峰「やっときたか」
緑間「お前が言える台詞ではないのだよ」
青峰「はぁ?今日は時間までに来てやっただろ」
黄瀬「まぁまぁ!仲良くやりましょーよ」
まだ少しぎこちなさはあるけれど
私たちはまた、みんなで笑いあえるんだね
バスケができるんだね
その喜びを伝えたくって、私はちゃんの元へと駆け出した