第128章 お祝い。
☆☆
紫原「赤ちん怒ってるかな〜」
「征くんには少し遅れそうって伝えたから、大丈夫だと思うけど...私に付き合ってもらったばっかりに敦まで遅れちゃって、本当にごめんね」
紫原「別にぃ」
少し足早に歩いていると、公園が見えてきた
「敦!もう直ぐだよ!」
紫原「何か嬉しそうだね〜」
敦は少し拗ねた口調で告げた
私...嬉しそうな顔してたのかな??
あんなに行くのをためらっていたのに
本当はみんなに会えるのが、楽しみだったのかな
公園からはみんなの声が聞こえる
楽しそうにバスケをする声
コートを走り抜ける足音
ボールのドリブル音
その声と音だけで、私の心は弾んでいたのかもしれない