第128章 お祝い。
★★
「付き合ってくれてありがとう」
紫原「別にぃ〜俺も時間あっただけだし」
敦が付き合ってくれたおかげで、無事にテツくんへのプレゼントを選ぶことができた
「けど、時間ギリギリになっちゃったね・・・」
紫原「時間に間に合えば問題ないでしょ」
「そうだと良いけど・・・」
たわいもない話をしながら横を並んで歩く
大きな敦は私より歩幅が大きく、離されないように早歩きで歩く
敦はそれに気付いたのか、歩く速度を少し緩めてくれた
「ご、ごめんね敦」
紫原「何が〜?」
敦は何のことかわからないというような顔を見せた
素直じゃないな敦は
「何でもないよーだ」
紫原「意味わかんないんだけど」
けど、そんな素直じゃない敦の優しさを私は嬉しく思った