第127章 好きな人。
★日向順平★
日向「リコっ!?」
今の話の流れで監督の名前が出てくるとは思わなかった
しかも、ずっと俺はリコが好きなんだって勘違いしてたってことかよ
「リコちゃんもね!順くんのことはいつも気にかけてたみたいだし、だけど、リコちゃんは鉄平さんと・・・」
は凄く申し訳なさそうに俺を見た
日向「俺が好きなのはリコじゃねーよ!!」
「・・・・えぇ!?ち、違うの!?」
日向「・・・・はぁ」
の鈍感さには呆れて言葉もでねぇ
日向「木吉とリコの事は本人から聞いた」
「そうなんだ」
日向「あぁ」
「じゃあ順くんが好きなのって・・・?」
日向「・・・リコじゃなくて・・・・お前だよ」
「・・・私・・・・・?」
は驚き、その後困ったような顔で言った
「私・・・」
日向「お前が俺に気が無いのはわかってる」
「・・・・・」
日向「けど、ハッキリ言ってくれねーか?じゃないと、いつまでも引きずっちまいそうだしな!」
「・・・・なんでっ・・・」
日向「いつかは俺のこと好きになってくれるんじゃないかって思ってた。けど・・・そのいつかはきっとこねんだろーなってわかった。お前が一番辛かったとき、傍に居たのは俺じゃない。お前を笑顔に戻せたのだって・・・俺じゃない」
「そんなことっ!・・・・けど・・・ごめん。順くんはずっとお兄ちゃんみたいな存在だった・・・今も、これからも・・・私はずっと順くんを大切な幼馴染としか思えない」
日向「あぁ。」
「だから・・・順くんの気持ちには答えられないの・・・ごめんなさい」
は申し訳なく謝った