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いつも眠いのはキミのせい。

第127章 好きな人。


★日向順平★


木吉の送別会から数日

木吉はリコとうまくいったようだ

「お前も頑張れよ、日向」そう木吉に後押しされた

そして俺は今、人生で最大のピンチを迎えていた



日向「やべぇ・・・決勝の4ファウルとった後試合に出た時より緊張する・・・」



心臓は口から飛び出そうなほどドキドキうるせぇ

「お前の事、好きだ」
『えっ・・・私もズット好きだったよ順くん』
「・・・」
『順くん・・・』

なんて展開には・・・・ならねぇか・・・



「順くん、お待たせ」

日向「っ!お、おう!」



は手を振りながら俺が待っていた公園に入って来た

くそっ、可愛いじゃねーか!!



「寒いと思ってあったかいココア入れて持ってきたよ、一緒に飲も?」

日向「へ?あ、そうだな!」



は俺に声をかけたらそそくさとベンチに座り込んでココアをくみだした



「はいどうぞ」

日向「おう、サンキュ」



は両手でカップを持ち息を吹きかけて熱いココアを冷ます

そんなの行動一つ一つが可愛くて愛おしいと思っちまう

いっそのこと、誰にも見られないように閉じ込めてしまいたい

けどそんなわけにはいかない・・・・・

が俺を好きじゃないのはわかってる

の中にはずっと赤司の存在がいた

俺がと距離を置いてた間、を救ってやってたのは赤司だ

でも、をあんなに苦しめたのも赤司だ

赤司には感謝はしてる。でも俺はそんな赤司を心の底から許すことはできねぇ

だからもし、が赤司を今も好きだって言っても俺は心の底から応援できないかもしれない

赤司だけじゃない

結局相手が誰であれ応援なんてできるはずねぇ
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