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いつも眠いのはキミのせい。

第21章 始動。


★★


私は次の日から、朝早めに来てボールを磨いたり、コートの掃除をしたり、皆が来たらすぐに練習を始められるように万全に準備をした。


皆は残されたわずかな日数で、できる限りの練習の量をこなした。



そしてやってきた・・・・



-5月16日-


IH予選初日



リコ「全員揃ったわね!」



今日の試合相手は新協学園高校。


新協学園には今年、セネガルから「キセキの世代」を倒すために呼ばれた留学生が選手でいる。

名前は、パパ・ンバイ・シキ
身長は2mと長身で、その身長を活かしたプレイで他を一切寄せ付けない。

ちなみに体重は87㌔

私たちは通称「お父さん」と呼んでいる。



伊月「いやー、ちゃんて物覚えいいよな!^^なんだっけ?お父さんの名前?」


「パパ・ンバイ・シキですよ。」


日向「もうお父さんでいいだろ・・・」


「むしろお父さんがいいです。」


テツ君が付けたお父さんというあだ名が何だか可愛らしくて、皆気に入っている。・・・・・・はず。



伊月「火神、また眠れなかったのか?」


黒子「またですか」


火神「うるせっ」


大我は試合前日は楽しみすぎて眠れないみたい。


「目、充血してるよ?」


私は鞄から目薬を取り出して大我に渡す。


火神「おぅ。サンキュ」


コガ「なんかちゃんもすっかりマネージャーだよな~^^」



「最初からマネージャーでしたよう。」ムゥ



でもコガ先輩の言う通り。
マネージャーをやり始めたときよりも、自分が成長したのがわかる。


それは、私だけじゃなくて、皆が・・・・成長してるんだ。













 
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