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いつも眠いのはキミのせい。

第125章 会いたかった。



5人ともがゾーンに入った洛山は

どんどん調子を伸ばしていった

征君の完璧なパスは、パスを受ける側にも完璧なリズムを与えた

1ゴールまで追い詰めた点差はまた離れ始める

そして私たちは・・・・

大我のスタミナが尽きてしまうというピンチに陥っていた

大我の息切れは酷く、ゾーンも切れてしまった

大我だけじゃない

皆限界が近い――――

ゾーンに入った洛山を止める事ができない



だめだ・・・・・

もうどうしようもないのかな・・・・

もう本当に万事休す・・・・・

そう思ったときだった





「ガンバレ誠凛!!諦めるな!!ガンバレ黒子!!」




その声は、会場に大きく響いた




黒子「・・・あ・・・・・ああ・・・・」

「テツくん・・・?」




もしかして・・・・




黒子「荻原君・・・!」

火神「!あいつが・・・!?」




そっか・・・

テツ君がずっと心にかかえてた人

自分のせいでバスケをやめてしまったとずっと苦しんでいたテツ君

そんなテツ君の前に現れた荻原君は、テツ君に笑顔を向けてバスケットボールを見せた




「バスケ・・・やめてなかったんだ」




テツ君は涙を流しながらも喜んでいるのがわかる

良かった

本当に良かった・・・・

今この苦しい状況の中で

荻原君は元気を与えてくれた







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