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いつも眠いのはキミのせい。

第125章 会いたかった。


★★


「久しぶりだね、黒子」



その言葉に、本当に彼が戻って来たんだと実感した

そしてこれが征くんのバスケ・・・

さっきまでとは違う

赤司君の恐怖のようなものは無く

それでもまた別の気迫がある

それに・・・

何よりもプレイしている皆の表情が変わった

実渕さんたちの表情は何だか楽しそうで

プレイしやすそうだった

征くんが司令塔としてどれだけ優れているのかがこの短時間でも十分にわかる




「そっか・・・これが征くんのバスケだったんだね・・・」




もっと早く見ておけば良かった

キセキの世代皆でバスケをしている時に・・・



私は頭の中で涼太や大輝が言い合いしながらも笑ってバスケをしている姿

真太郎が怒りながらも楽しそうにバスケをする姿

敦が面倒だと言いながらも真面目にやっている姿

そんな皆の姿を優しく見守り時に厳しく指導する征君の姿

テツ君の皆に追いつこうと必死になりながらも心からバスケを楽しんでいる姿


そんな昔の姿が思い浮かんでいた

きっとそれを見ていただけで温かい気持ちになったんだろうな





そんな私の考えもつかの間

征くんの司令塔としての最高な動きが

他の4人をゾーンに誘い込んでしまった




「っ!?全員がゾーンに・・・!?」




そんなことがあるの!?

ゾーンは簡単に入れるものではない

ましてやチーム全員が!?





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