第20章 ただいま。
★黒子テツヤ★
この日、部活が終わった後、さんが話しかけてくれました。
「テツ君!この後、マジバ行くの?あの。私も一緒に行っていいかな?」
黒子「マジバにですか?もちろんです。行きましょう^^着替えてくるので、少し待ってて下さい。」
「うん。」
さんから誘われるなんて思ってもみませんでした。
さんは、少し雰囲気が変わった気がします。良い意味で。
それから、二人で一緒にマジバに向かいました。
さんはマジバが初めてらしく、バニラシェイクを飲んで感動していました。
「テツ君。メール・・・毎日学校で起きたこと、教えてくれてありがとう。」
黒子「いえ、僕も何を送ろうか考えてるの楽しかったです。返事がこないのはさすがに淋しかったですが・・・」
「ご、ごめんね。次からはちゃんと返すから!私も今日あった出来事とか送るから!」
さんは一生懸命僕に謝ってきました。
黒子「フフッ^^冗談です」
「えぇ?もぅ〜」ムゥ。
久しぶりに見ました。さんの拗ねた顔。今度は僕にだけ見せてくれています。
黒子「さん、何か明るくなりました。」
「そぅかな?でも・・・今、自分にできることがまだまだあるんだって思ったら、凄くワクワク、ドキドキしちゃって。
あのね、真太郎が・・・緑間真太郎。」
黒子「緑間君を知ってるんですか?」
「うん、昔お世話になったことがあってね。真太郎が言ったの、お前は人事を尽くしたのか?って。それで私、自分から何も行動してないなって気付いたんだ。」
黒子「緑間君がアドバイスしてくれたんですか・・・・彼は人にあまり興味を持ってないようだったので、意外です。」
緑間君がアドバイスをしたことも驚きでしたが、二人が知り合いだったとは・・・・・さらに驚きました。