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いつも眠いのはキミのせい。

第125章 会いたかった。


★赤司征十郎★


何か違和感を感じるとは思っていたが・・・

貴様・・・!

(もうお前では無理だ)

まだだっ!まだ負けてなどっ・・・

この僕が・・・・

負ける・・・・など・・・



黛「誰だお前」

赤司「・・・・・」



僕は・・・・

(お前には長い時間、俺の代わりを任せ過ぎた。後は俺に任せろ)

・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・・・。



赤司「・・・・・」




・・・・・・

初めてもう一人の自分を感じたのは小学5年の頃だった

母を亡くし

父の厳しさは増し

に会う事も無くなった

その頃から家に居る自分と学校での自分が違うような感覚を感じていた

中学に入りバスケ部に入った

練習はハードなものだったが苦にはならなかった

そして俺は・・・

に再び出会った

運命だと思った




だけど俺は・・・・・

に酷い事をしてしまった

俺がもっと強ければ、もう一人の自分が出てくることも無かっただろう

もう一人の自分は勝利への権化

もし敗北すれば

勝利への義務が果たせなくなったとき

その存在意義は消滅する

キセキの世代がバラバラになったのは好都合だった

誰かがきっと俺を倒してくれる

だが実際負けるとなると・・・・ダメだな

相手が黒子だったからかな

プレイしたいという衝動

勝ちたいという衝動が抑えきれない




俺の犯した罪は消えない

には謝っても謝り切れない

許してももらえないだろう



それでも俺は・・・・

お前の居るチームに




勝ちたい




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