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いつも眠いのはキミのせい。

第124章 10分。



「大我なら勝てる」

リコ「勝てぇ火神!!」

火神「おお!!」




もう何度コートへ皆を見送っただろう

赤司君と止められる策が見つかったわけじゃない

大我が絶対に勝てるとも言い切れない

それでも残り僅かな時間・・・

私たちの想いはエースに託された



誠凛78対洛山90

残り時間8分21秒



マダ諦めてしまうような点差じゃない

キセキはおきる

大我がさっきの休憩中に少しゾーンの事を教えてくれた

今、大我は水の底に居てそこには扉がある

だけどその扉の前には誰かが立っていてどうしても開ける事ができない




きっとその扉を開ける事ができれば大我のゾーンはもっと深いものになるのかもしれない

そうすれば赤司君を止める事が・・・




試合が再開され、大我は赤司君を止めようと必死になっている

だけど赤司君をなかなか止める事ができない

必死になる大我を赤司君はただただ見下す

大我は赤司君に勝てない?

ゾーンに頼り過ぎている?

・・・・・違う

大我だって赤司君に勝てる

けど、大我が自分一人で何とかしなきゃって思えば思うほどもしかしたら自滅してしまうのかもしれない

もっと仲間を頼れば

皆との連携も組み合わせればもしかしたら・・・


そんな風に考えているときだった




黒子「火神君・・・」
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