第123章 信頼。
★★
リコ「全員少しでもエネルギー補給しておいて!アイシングとマッサージも!!特に火神君は下半身も忘れずに!鉄平もよ!+テーピング巻き直し!河原君!お願い!」
河原「はいっ」
洛山が取ったタイムアウトの時間に少しでも皆の回復に努める
「大我、足平気?」
火神「あぁ、大丈夫だ」
「そう・・・」
大我は大丈夫だと言ったけど・・・・
汗の量も凄いし体力だって最後まで持つかわからない
それほどにゾーンで使う体力は凄まじい
少しでも回復できるように、時間内でできる限り入念にマッサージをしていく
日向「・・・すまねぇ」
順くんの謝る声が聞こえ、私は順くんの方に顔を向けた
日向「これからって時に・・・俺は・・・あん時の大ポカのせいでっ・・・」
順くんの思いつめた顔
でも、そんな順くんの言葉に答えたのは鉄平さんだった
木吉「思いつめすぎだダァホ」
日向「おまっ・・・それ・・・」俺がお前に前に言ったセリフだろ!
木吉「4ファウルで追い詰められてることなんて、ただのピンチだ終わったわけじゃない」
「そうだよ順くん!必ずもう一度順くんのスリーが必要になる。だから、ちゃんとその時の為に備えておかなきゃダメだよ」
伊月「頼むぜキャプテン!」
日向「・・・・・・」
コガ「んじゃま!楽しんでこーぜ!」
木吉「ああっ!?」コガにも言われたっっ
コガ「言うとなんか元気でるねコレ」
「本当ですか?じゃあ・・・・た、楽しんでこーぜ!!」
木吉「恥ずかしいならやるなよ!」
「いや、でも確かに元気出ます!!なので、しっかり楽しんで来て下さいね」
何だか決勝戦で追い込まれてはいるけど
正常運転にちゃんと戻ってる
それ以上かな?
さっきまで下を向いて諦めかけてたとは思えないほどイキイキとしてる
「タイムアウト終了です」
「じゃあ行ってらっしゃい」
火神「おう!!」
黒子「行ってきます」
そして何度でも・・・・
私は皆の背中を見送るんだ