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いつも眠いのはキミのせい。

第20章 ただいま。


★★

-5月12日 夕方-

すっかり、日は暮れかけていた。


私は今、誠凛高校の体育館前に来ている。


この扉を開ければ皆がいる。


そう思うと、緊張で、少し体が震える。


イヤホンを外し、体育館に入ろうとしたときだった。



「さん?」



私の名前を呼ぶ声に振り返る。



「テツ君・・・・」



黒子「お帰りなさい^^皆待ちくたびれてますよ。」



そう行ってテツ君は体育館の中に私を招き入れてくれた。



リコ「!?・・・・・」


日向「!!!ったく。おせーよだアホ―!!」


コガ「ちゃーん!!お帰り^^」


水戸部「^^」


伊月「これで日向の機嫌も直るよー!!^^」


土田「お帰り^^」


降・福・河「お帰り^^」



皆が・・・お帰りって笑顔で迎えてくれた。



火神「マジで待ちくたびれたぜ!!」



そう言って、大我は私を抱きしめた。


「大我・・・・?」



火神「っ!?あ、わりっ!!」



黒子「火神君。勝手な行動はやめて下さい。」


火神「う、うるせーよ!!」




何だか、皆の顔を見て、会話を聞いて、お帰りって言われて、悲しいわけじゃないのに・・・・涙がこぼれる。



リコ「・・・・もう大丈夫なのね?」



「う・・・・うん。・・ヒック・・・わ、・・わだし・・・・ヒック・・・・・び・・・皆と・・・・・皆と一緒に・・・・・ヒック・・・・」



日向「わーったから!!一回落ち着け!!」



順くんは私が落ち着くまで、ずっと背中をさすってくれた。


ようやく落ち着いて、自分の想いを語り始めた。










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