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いつも眠いのはキミのせい。

第121章 もう一人の影。


★★



第二Qが始まり、テツ君はベンチから洛山の動きを研究する

一人一人のプレイを見て、土田先輩の撮ってくれていたビデオを確認する

何度も何度も・・・





そんな時だった




コートの中で起こったできごとに皆言葉を失った

誰もが冗談だと嘘だと思いたかった



洛山の黛千尋・・・・

他の洛山メンバーに比べればぱっとしない存在

静かな足音だと思った

その時点で気づくべきだった・・・・



彼はテツ君と同じように・・・・


ミスディレクションを使う選手だった







「テツ君と同じ・・・」

リコ「ミスディレクション!?」

日向「コイツは・・・」

火神「嘘・・・だろ」

伊月「まさか・・・黒子と同じ・・・!?」





テツ君と同じミスディレクションが使える選手がいるなんて




赤司「同じ・・・?少し違うな。彼はテツヤと同じ特性を持ちながら基本性能はすべて一回り高くパス以外のスキルも苦手が無い。いわばテツヤは旧型、黛千尋は新型のシックスマンだ」




基本性能が一回り高い新型のシックスマン・・・・

赤司君がそう言った通り、その後の試合展開は黛千尋

彼の影の薄さとそれなりのスキルで点差がみるみる開いていった

それでも誰一人として諦めたりはしなかった

テツ君は黛さんから決して目を離すこと無く観察し続けた

そしてコートには水戸部先輩と交代でフリ君が入る事になった




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