第118章 お前の為に。
★紫原敦★
もし俺たちが勝ってたら・・・・
俺、赤チンに本気になれたのかな?
わざと負けてたのかな
黒チンたちと試合したあの日から・・・
悔しくて
苦くて
苦しくて
次はぜってぇ負けたくねぇって思った
早くバスケがしたい
俺ってそんなバスケ好きだっけ?
バスケなんて嫌いなはずなのに・・・・
さっきに言われた言葉が頭から離れない
「バスケ、やっぱ大好きなんだねっ!良かった」
何が良いのかわかんない
、赤ちんはが思ってるより強いよ・・・
だって俺・・・
赤ちんが負けるの見たことないし
紫原「ねー峰ちん」
青峰「あ?」
紫原「どっちが勝つと思う?」
青峰「んだそれ、三決の話か?決勝の話か?」
紫原「両方―――・・・」
青峰「三決はもう決まってんだろ。あいつが欠場しちまったら気合いでどーこーなる問題じゃねーし・・・決勝は知んねーよ。だから見届けに来たんだろ」
見届けるかぁ・・・・
赤ちんの負けるとこなんて想像できないけど・・・
黒ちん達にどこか期待してる自分がいる