第116章 これから。
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黄瀬『に彼女として傍に居て欲しい』
涼太は何度でも私に想いをぶつけてくれる・・・・
「ありがとう。涼太、いつも私に真っ直ぐに気持ちを伝えてくれて・・・嬉しいよ」
黄瀬『は鈍感っスからね!真っ直ぐ俺の気持ち伝えないと伝わんないでしょ』
「私、そんなに鈍感?」
黄瀬『すげぇ鈍感スよ!!もっと周りちゃんと見てみた方がいいっスよ!?あ、いや、でも見なくていいっス!!』
「え?うん・・・・・」
鈍感か・・・
もっと周りをちゃんと見たら、何か気づくこともあるのかな?
でもそれよりもちゃんと・・・・
「涼太」
黄瀬『何スか?』
「明日の試合が終わったら・・・ちゃんと今の私の気持ちを伝えるね。」
黄瀬『了解っス!!じゃあ、明日も試合だから・・・そろそろ寝るっスわ』
「うん。明日もお互い頑張ろうね」
黄瀬『。明日は絶対勝つんスよ!!』
「うん!!」
私たち誠凛の想いだけじゃない
桐皇や陽泉、海常の皆の想いも背負って明日は試合に挑むんだ
それで試合が終わったらちゃんと涼太に伝えよう
誰かを選ばなきゃダメだって敦に言われた
私にとって一番特別で大切な人
目を閉じて思い浮かぶ人・・・・
「・・・・って・・・・・あれ・・・・・?・・・・・大輝?」
家の前の道を歩く大輝の姿が見えた
大輝「あ?」
「やっぱり大輝だ!こんなとこで何してんの!?しかもこんな時間に!!」
深夜に大声で話すわけにもいかず、声を潜めて話しかける
青峰「たっ!たまたま通りかかったんだよ!!」
こんな時間にこんなとこ通るなんてどこ行ってたんだろ?
「そうなんだ!ここ、私んちなんだ!」
青峰「へ、へぇ~。つか何でこんな時間に外出てんだよ」
「え?あぁ~・・・ちょっと風に当たりたくて?」
涼太に電話で彼女として傍に居て欲しいなんて言われてたなんて言えない