第116章 これから。
青峰「そんな薄着じゃ風邪ひくぞ!早く中入れ」
大輝はいつも私を気遣ってくれる
どんな時でも・・・
想ってくれてるから怒る
心配そうな顔をして
「うん・・・大輝も風邪ひいちゃうよ?早く帰った方がいいよ!」
青峰「おぉ・・・」
きっと今こうしてここに居るのも・・・
私を心配して・・・
・・・・私を心配してここに?
青峰「わりぃ・・・「もしかして!」
青峰「?」
「私に話があって来てくれたの?」
青峰「あ?・・・・いや・・・その・・・・・・・・・・・・・・・・・そーだよ」
「!!そうなの?連絡くれれば良かったのに!!今から降りてくから待ってて!!」
青峰「いやいい!!お前の元気そうな顔みたら用事忘れたわ。じゃーな」
大輝はどこか安心したような顔をして、私に背を向けて歩きはじめた
「大輝っ!!ありがとう。今朝、探しに来てくれて!!それに、心配して様子見に来てくれたんだよね?」
青峰「ばっ!ちげーっつってん・・「ありがとう!!大輝!!本当にありがとう!!明日、絶対に勝つから!!誠凛が、勝つから!!」
青峰「・・・・おぅ。客席で見ててやるよ」
「うん!」
ねぇ大輝
明日は勝つよ
勝てる可能性なんてわからないけど
皆で見ている夢だから
希望だから
目指しているものだから
私達ならきっと・・・・・
キセキを起こせる