第111章 逃げない。
★黒子テツヤ★
黄瀬君がベンチに下がって
同情はする
でもだからと言って手を抜くつもりはないし、そんな余裕だってない
黄瀬君が下がってる間が正直チャンスでもある
僕達は勝つために
それに本気で戦うのは当然のことだ
だけど・・・・
そろそろミスディレクションの効果も切れる頃だ
伊月「黒子!!」
黒子「!」
交代になる前にシュートを!
相手は笠松さん・・・・
黒子「!!」
バックステップ!?
もうシュート体制に入ってしまってる・・・・
このまま撃つしかない
でもこのままでは・・・・
笠松「丸見えだぜ」
―ドッ ビッッ―
「ビー-----」
「白メンバーチェンジです」
ファントムシュートが・・・・止められた
もう・・・撃てない・・・
火神「黒子」
黒子「火神君・・・」
火神「任せとけ」
黒子「・・・・はい」
そうだ、僕達はまだ負けたわけじゃない
ファントムシュートが見破られてしまっただけだ
僕達には・・・・頼れるエースが居る
だから少しの間・・・皆に頼りましょう