第43章 呪術廻戦✿禪院直哉「性悪男」

直哉はの下着を剥ぎ取った後、己の下着を剥ぎ取って猛々しい竿を暗闇で魅せつけた。

（え…、怒ってる……）

本能的に恐怖を感じた形。一直線上に臍の方へと向かって突き上がり、剥き出しになったソレは淡い光りのもとでも禍々しさを放つ。

「ちゃん興奮すんやろ？男のモン、初めましてやな」

「っ…」

「見ても減るもんやない。もっと近くで観察しぃや」

がマジマジと見ていたことを指摘し、直哉は跨いだ格好でソレを上下で扱きだす。

「スペシャル特等席。目ぇ離したら口んなかブチ込む」

「！？」

「ほら、でっかい〇んこ入れたら気持ちええで」

直哉が顔面の上で握った竿を擦り合わせる。は目を泳がせながらも恐怖よりも強い羞恥心と戦い、直哉の男茎を視界に収める。

（無理……、無理だよ。こんなの収まるわけない）

一体何センチ…、太さもとても自身の体に収まるとは思えない。直哉の言うように受け入れないと裂けてしまうのだろうか。避けるって何が？　あらゆる疑問と未知なる領域が困惑の道へと引きずり込む。

「あーもう出そう。ちゃんの顔面汚したい」

（汚すって、何をする気で……）

スコスコスコッ

直哉の熱い吐息のようなものを漏らし動かす手が早くなる。くびれた先端が変な形をしていて、怒張したミミズの皮が擦れるたびに皮膚が捲れて痛々しくも思う。

「あー出る」

でも直哉は、熱のこもった声を出していた。

「目に入ると失明すんで？」

「！？」

はそれが目を瞑れという合図だと思った。がっちり目をつぶった顔のまま背けようとしたが、頭を強く抑えつけられ強烈な何かを浴びせられる。

「っ……！？」

温められた液体をかけられ、鼻腔にこびり付く独特の匂い。

「ちゃん目ぇ開け」

「………」

竿を握った先にある男の顔はやはりどこか歪んでいた。