【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~
「傑、……傑…っ」
パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!
角度や体位をかえてあらゆる方向から愛される。前からでも後ろからでも傑の肌や温かみを感じ取って、撫でてくる手の感触が異常に心地良かった。
「あッ、あッ、も……イクぅッ!!」
「私もだ。っく……」
快楽が最高潮にのぼった瞬間、内側から弾けるように全身を駆け巡る。
「あぁぁああ──ッ!!!」
甘く痺れるような強い快楽は薄れることはなく、筋肉が収縮して脈を打つたびにいかに自分が愛されているかを確認する。
「っはあ、はぁ……っ、はあ……はあ……」
あまりの気持ち良さに一瞬分からなくなってしまうほどの快楽だった。抱き締められる体温と握られている逞しい指があって、同じように息を切らしている傑がいる。
髪を解いた傑の色気は増していて、無防備な姿を他の誰にも見せたくない。
「傑」
「…!」
傑は真面目で優しいからこの先も理想の人を演じ続けるだろう。
けれど甘えられる場所は自分の胸のうちだと分かり合えたから他人を見ていても思いやることも、助け合うこともできる。
「君からキスしてくれるなんて驚いてしまった」
目を見開いた傑は嬉しそうに目を細める。もっと伝えたい大好きな気持ち。ありふれた色んな感情があるなかで傑が伝えてくれた一番嬉しかった言葉。
「傑。愛してるよ」
「私も、のことを愛している。これからもずっと、永遠に……」
もう一人じゃない。これからはずっと一緒にいれくれる拠り所がある。そう思ったら色んな辛いことも悲しいことも乗り越えて行ける気がして、最後はお互いに笑える余生を過ごせるんじゃないかと想いを馳せた。