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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~






一通りのことは自分で出来るようだが言葉を発しない。違和感を引きずったが無理に問い詰めることはせず、大広間に集めた畳の上での親戚一同を見下す。

脇息に肘をかけた悟はようやく重い口を開いた。

「アイツはさ、まだこの世を知らないからお前らみたいなザコが生息できてんの。分かる? 次アイツのこと泣かしたらテメェら枕もとでおねんねだ。──…全部話せよ」

が世界の法則を知った時、どう生きたいか、何がしたいか、何が欲しいか、何を叶えたいか。悟は愛したの為に生きる道を決めており、グルになって道理を犯した繰り返される殺戮を知る権限があった。

悟の力は世界の均衡を崩す。

故に"必要"ではなく無条件の"権限"になった。

当主は代表して全て包み隠さず話した。一族が滅ぶか、世界が滅ぶか、もはや五条悟の爆誕によって選択肢などなかった。悟は顔色を変えず全てを聞き終えると脅迫ともいえる長い沈黙を置く。

「──を見張れ。誰の手にも触れねぇように自由を与えろ」

「………えっ?」

「アイツに何かあれば俺は何もかも捨てられる。覚えておけ。全員もれなく殺してやるから安息の領域はないと思え」

鏖殺を軽々口にした小さな子供は腰を上げ、縁側の方へと歩き出す。

「あー…それと、俺が18になるまで預かってね。迎えに来るから。じゃ」

不遜な態度からの変化球。意味のある綺麗すぎる微笑みに一同はゾッとし、下手な陰口や思慮をつくすことを剝ぎ棄てたのだった。



五条悟Fin.
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