第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑～3LDKふたりの居候～

泣きたい訳じゃないのに涙が出てきて、悟はそんなの涙をみて慈しむように擦った。

「お前ホント最近、泣くようになったな」

「甚爾にもそんなこと言われた」

「赤ん坊の時も泣きもせずヘラヘラしてんなってか？　あの野郎ホントムカつく。あんな奴許してやんなよ」

乱暴口調だが悟の性格からして甚爾の罪に関してあまり憎しみや恨みといった感情はない。ただ嫉妬しているだけだと伺えた。

「甚爾は私の一部みたいなものだから好きになれなくても面倒見てくれて感謝してる。ありがと」

「男のことで感謝されてもちっとも嬉しくないね。は先生しなくていいよ」

「どうして？」

「アイツの子供ならきっと"誑し"だ。絶対会わない方がいい」

「いや、そうとも限んないと…」

「はいこの話はもう終了。、俺の舐めれる？」

悟が引き出しのなかを探ってきたのに強制終了。冷静に考えれば他人の話をされて面白くなれないこともあるが、自分に集中しろと言わんばかりにグリグリと凶器を押し付けてきた。

「。できそ？」

「……うん」

「なら舐め合いっこしよ。、横向きになって」

悟は上半身を起こすと上下の位置を変え、下半身に顔の熱が近付いて体が強張る。

「俺の脚に頭乗っけていいから」

「は、恥ずかしいんだけど…」

「そういう刺激的なプレイだからね。股間に顔入れられんの初めて？」

お互いの生殖器が間近にあり、興奮させられるエッチな姿勢に困惑する。股を閉じたくても悟の顔が邪魔をして動かせない。

そこに顔があるだけでも恥ずかしいのに、息をしたり声を出されただけでビクビクと震えてしまった。

「のいい匂いがいっぱいする」

「んっ…」

「の太腿、スベスベで柔らかくて冷たくてエロい場所なのに癒される。いまキスした所に痕つけたい。いいだろ？」

「ぅん……」

ちゅぅうっ、ぢゅぱッ

悟の唇が肌に吸いつき離さない。印がつけられると思うと何だか興奮して、口が離れると思わず熱い吐息が零れてしまった。