【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第42章 呪術廻戦✿五条悟+夏油傑~3LDKふたりの居候~
「バカ!!」
「第一声がそれかよ。ホント色気ねぇな」
「何考えてんのよ!!どうかしてんじゃない!?いきなりこんな、こんなことして……!!」
「嫁に来い。」
「は??……なに、言って……──ンぐぅっ」
色々ぶっ飛んだプロポーズをされたと思ったら懲りずにまた唇同士が触れ合った。状況整理が出来ていないのに悟は考える暇を与えないくらい畳み掛けてくる。
「や、……めっ」
「解るまでするよ」
「ッンン゛」
どうして急にこんなことをするのかと疑問も投げられない。自分の頭で感じて考えろと言うように悟はゴリ押しを続け、人の気持ちを考えない。逃さないと頭を抱えてきては押し付けるように啄んできた。
んぢゅ…、ぢゅむっ
「む、……ンぅぅ……っ」
艶々でキレイだと思っていた悟の薄い唇が何度も押し重ねられる。二枚の上と下の唇を使って挟んできて、上唇をなでると隙間からエナメル質の歯列を辿ってくる。
「っ、て……」
「……チッ、何だよ。やっぱ傑が好きなのか?」
「や、っぱって、なんで傑の名前が出てくんのよ」
「俺が唯一対等だと思える相手だからだ。他の奴を選んだらぶっ殺す」
「勝手なこと言わないで。私の人生は二択しかないのか」
「は二択で十分だ。こんなイイ男ほかにいない」
「自分で言うなよ」
「だってそうだろ。俺性格以外完璧だし、これ以上ない最高物件だ」
「まあ自他共に性格の悪さは認めるけど……」
「けど相性は悪くねぇ。残すはこっちの問題。俺のキス……どうだった?」
「ッ、どッ、どッ……どうって」
デリカシーの欠片もない言葉だが思い出すと顔がカーッと熱くなる。初めてを奪われたのだ。化け物じみた不死身の肉体が幾ら傷付こうが耐えられたが、せめて心は人間らしくドラマチックな恋を経験して、その時のために大事に大事にファーストキッスを取っておいたのに。
「クク、初心な反応しちゃって。やっぱって処女どころかAVも見たことないお子ちゃまだったのか」
「くっ…。やっぱり悟が仕組んだのね!!」