【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第41章 呪術廻戦✿伏黒恵「ツンデレ無防備」
無防備過ぎて嫌になる。
なんでこうも毎日毎日俺のベッドで寝やがるんだ。
「オイ起きろ」
「っん…」
最初は優しく起こしてやっていたが俺が出したのは足。
足踏みが何だ。
女に足を出す男は最低だ?
んなことはどうでもいい。
女だろうが何だろうがコイツの態度はデカすぎる。
「オイ起きろ」
「…んっさい」
「チッ」
大の字から寝返りを打ったが起きあがる気配はない。
パーカーからみえる真っ白な下着。
見えてしまうのは、ちゃんと上までチャックを締めないコイツが悪い。
「……先に風呂入るか」
いつまで相手にするのも馬鹿馬鹿しい。
脱衣所でマッパになって入り口を開くと、先ほどから気になってたイイ匂いの原因が分かった。
「なんだこの風呂。アイツが勝手にいれたのか?」
手のひらですくうと保湿成分があるのか、女が好きそうなサラッとした肌触り。
なのにしっとり感がある。
「まあいいや。存分に浸からせてもらうぜ」
今日は疲れた。
今日も疲れたというべきか。
体だけちゃちゃっと洗ってが用意したと思われる湯船にどっぷり浸かった。
「はあー……」
いい湯だな。
──…ガラッ!!
「?!」
突如風呂場の戸が開いた。
ビクッと物音に乗じて強張ったが仁王立ちしているアイツはなぜか不機嫌な顔をしていた。
「お前なに勝手に…──」
「ちょっと!私が入ろうとしていたのに勝手に入らないでよっ!」
「はぁあ!?俺が知るかよ。つーか寝てたじゃねーか」
「寝てないし。寝ちゃっただけだもん。普通入る前に一声かけるもんでしょ?!それなのになにその態度!やっと手に入れた高級入浴剤なんだから早く出てってよ!」
すげー好い加減ないちゃもん付けやがった。
言い掛かりしているのはの方だ。
俺は何も悪くねえ。
「はっ……ここは俺のお風呂場だ。入れるもんなら入ってみろ」
「むぅ~」
ベッドとは違って邪魔されるわけがない。
大人しく引き下がるかと思いきや、頬を膨らませたはパーカーのファスナーを全開に下ろしやがった。