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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第40章 呪術廻戦✿狗巻棘「消しゴムの跡」






ピピピッ…と鳴り響くタイマーの音で目を覚まし、は手を伸ばして携帯を止める。

「……ぁ…れ……?」

いつの間にか仕事をサボって仕事部屋のベッドで寝込んでいたらしい。ブラウスもスカートも皺や寝癖が付いていて、白衣だけはしっかり脱いで寝たようだった。

「頭がボー…っとする。何時間眠ってたんだろ」

あいまいな記憶。額を抑えながら考えるも狗巻を診察してからの記憶が妙に思い出せなく、上体を起こすとグチュッ…と股のあいだから分泌液を感じた。

「ぅわっ……?私またオナニーして気絶しちゃったの?すっごい濡れて……はぁッ、だめだめ。オナニーの続きしたいけど家入さんもうそろ帰って来そうだし……我慢我慢」

この頃性欲がますますひどくなっている。

同居人に満たされないからって普通此処までなるだろうかと不安にもなる。親の決めた婚約者だからといって、本当にあのまま結婚してしまっても良いものだろうかと。

「……あの人も……私のこと、本当に好きなのかな…?」

もし仕方ない理由だとしたら親に抗議するのも一つの方法ではないんじゃないか。古い習わしはもう…時代錯誤かもしれない。

「ふふっ……それが良いかも」

「イイってなにが?」

「ひいっ?!い…家入さんっ、いつの間に!!おかえりなさいっ…!!」

ぶつぶつ独り言を聞かれただろうか。背後にいた隈のできた美人の顔をみるも不思議そうな顔をしているだけだった。

「なんだ?何がイイのか言ってみろ」

「それはその……結婚する前に、ちゃんと気持ち確認しておこうかなって。親に逆らおうって考えてたんです」

すると家入はニヤッと笑って、子ども扱いするように頭をくしゃくしゃ撫でてきた。

「そん時きゃ味方してやるよ。この私に任せな」

「はいっ…!」

力強い味方がいて、は自分で本当の恋を見つけられるような気がしたのであった。



Fin.
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