【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第39章 呪術廻戦✿虎杖悠仁✖両面宿儺「篝火」
宿儺との接吻を間近で見たからなのか、普段の犬みたいなベロチューがちょっと違った。
「はふっ……う、ん…ぅ」
固く伸ばしたり、柔らかく撫でたり、今までにないほど恐ろしく強弱をつけて責めてくる。舐めるだけでなくたまに唇を吸ってきたり、明らかに今までとは違う大人の接吻。
『犬児に掻き回されて声が漏れておるな。どうした。恥ずかしいのか?両耳とも俺が支配してやる』
耳の横に顔を置く宿儺は揉んでいた左胸を解放し、その指を片耳に突っ込んできた。
『これで後ろめたい声は聞こえなくなったな』
耳の指は耳掃除をするようにモソモソ動いてきて何とも意地らしい。もう片耳には宿儺のわざとらしく吐息をまぜた熱い息、興奮を煽るような囁き声。
焦らすように動いていた唇は耳介をなぞった。
『これで聞かれて不味いことは無くなった。俺が魅せつけた接吻で感じているのだろう?』
宿儺は耳介から耳朶に移動して噛んできた。俗にいう甘噛みという奴だ。
噛んだところをヌメリ舌がなぞり、口を開くと籠った息と唾液を滑らせる擦った音。耳介から内側に向かってどんどんと近付いてくる。
『お前をもっと搔き乱したい。お前の中に熱いものを注ぎ入れたい。もっと俺だけを感じてくれ』
脳内で直接語り掛けてくる甘い囁き。
目の前に好きな人がいるはずなのに見えてこない。必死に堪えているからだ。涙も…、喉から出そうな恥ずかしい声も本当は誰にも羞恥を曝したくない。
『溺れろ。死にはしない』
胸にあった手が下腹部を辿って撫でてきた。執拗に触れるそこの臓器を知っている。
女にしかない秘密の庭。
『ほら、言ってみろ。誰のモノで満たしたいんだ?欲しいんだろう?そんな小さな声じゃ聞こえんぞ。ほらもっと……、大きな声で』
「……っは」
下半身を収めていたものがズルッと抜けた。
目の前にはスキンを付け替えようとしている悠仁。は自分で何を口にしたのかも分からず悠仁の手首を抑え、前屈みになってソレを口に含んだ。
『上出来だ…!!』