【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第38章 呪術廻戦✿七海健人「夜の蝶」
七海の股の上に乗せられているは明らかに戸惑っている。
親戚のおじさんに初めて抱かれた赤子のように。
「私はマグロになるのでさんが動いてください」
「えぇっ!?」
「玩具をつかった時、ご自身で動きませんでしたか?」
「っ…」
寝バックのまま玩具で慰めるの姿。
仰向けになって自分の手で弄繰り回しているの姿。
座位は予想通り試したことがないのだろう。
躊躇っている様子が可愛らしい。
「……また意地悪してるの?」
「半分あたりです。さんが動いてくれたら私は天にも駆け上がる気持ちで喜びます」
「それじゃあ死んでるよ」
向き合っているは七海の股の下のものをみた。
ギンギンに天井を指している棒を凝視している。
「……触っても、いい?」
「グロテスクなもので良ければどうぞ」
「ふふ。これを私のナカに入れたのに?」
「……、…返す言葉がありません」
は凝視していた棒に手を伸ばす。
しかし、どういう風に触っていいのか手首が躊躇っている。
五年以上も経ったのに奇跡としか言いようがない。
今度会う約束なんて何一つしてないのに。
どうしてこんなに男を喜ばせるんだろう。
「本当に私以外、男性経験がお有りでないんですね」
「え?」
「強く握られなければ痛くありません。私がさんに触れた時みたいに優しく…。最初は一緒に触れてみますか?」
「……うん。七海くんの気持ちいい触り方、教えてほしい」
七海はの手の甲を握った。
緊張しているのかの手はどことなく冷たい。
七海はゆっくりと自分のペニスの方に導いた。
「筒をつくるように優しく握ってください」
「こ……こんな感じ…?」
「ええ。さんの指先がヒンヤリとしていて気持ちいです」
「七海くんの手は温かいよね。すごく好き。……っひぁ。いま、動いた…」
「そりゃ生きてますから、ドキッとしたら動きますよ」