【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第38章 呪術廻戦✿七海健人「夜の蝶」
下着を脱がせる前にリモコンで常夜灯に切り替える。
ほのかに浮かび上がる白い明かり。
をベッドに横たわらせ膝を立たせた。
「震えていますね…。怖いですか?」
「ううん。恥ずかしくて……。それ以外は大丈夫」
「よかった。ではゆっくり慣らしていきますね」
「ぅん…」
ベッドの下に移動すると軋んだ音がまた聞こえた。
これは組み立て式のパイプベッド。
シングル用サイズに大の大人が二人では正直頼りない。
はそこまで頭にないはず。
本気でやったら絶対にぶっ壊れる。
七海は冷静に頭を働かせつつ、の膝にキスを落とした。
あの時も膝からキスをして内腿へ。
性急だと思われたくなくてビキニラインでとどめ、腰骨にキスをした。
昔の足跡を辿るようになぞっていく。
も覚えているだろうか?
「ふふ…、なんだかくすぐったいなぁ」
「……」
鼻をすすった音が聞こえて心配になって顔を覗き込んだ。
は顔を少し背けて目尻をこすった。
今ならの気持ちが痛いほど分かる。
けれど謝罪は求めていないはずだ。
グッと言葉を飲み込んで、別の言葉を口にした。
「泣かせるつもりはなかったんですが。ちゃんと…覚えてくれていたんですね」
「うん。だって最初で最後だったから……覚えてるよ。忘れるわけないもん」
「嬉しいです」
悲しい思い出をより良い思い出に変えていきたい。
こうして繋がることができたこと。
想いがまた深くなったこと。
そっとの唇にキスを落とし、下半身を撫でた。
あの時は指とラバーを被った逸物を挿入した。
今回は口以外に、直接触れ合うことを求められた。
「ぁ……」
股の間に顔を埋めて、下から上へと唇で撫でていく。
中央部の窪みを避けて通って。
口から漏れ出た熱い息。
そこまで迫ってきていると感じてくれている。
「…っん」
じっくり責められるのは嫌いではないハズだ。