【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第38章 呪術廻戦✿七海健人「夜の蝶」
ブラジャーの紐を肩から取り外し、見えたところに口付けを落とす。
はキスするたびに笑ってきた。
「なにかおかしいですか?」
「キスの数だけ七海くんが愛してくれてるんだなーって思ったら、にやにやが止まらなくて」
「そんなこと言われたら一日中キスしまくりますよ。仕事も休みます」
「それはだめ!七海くんのこと必要と待ってくれてる人たちがいるんだから。私は、仕事で疲れた七海くんを精一杯甘やかして癒してあげるの。眉間の皺とか、目の下の隈とか、仕事の愚痴とか……私にしか出来ないこととか」
「それじゃあ私はだらしがない体たらくになってしまう」
のたわわで柔らかいところに顔を半分埋める。
の母性本能がそうさせるのか。
子どもに帰ってしまいそうだ。
温かい胸のは遥かに心地よい場所だ。
「さんは今の仕事を辞め、次どうするかお考えですか?」
「うーん。こればっかりは七海くん次第なんだけど」
「なんです?」
ため込むが何ともいじらしい。
仕事の手伝いをしたいなんていうのは考えられない。
は節度をもって行動や発言ができるからだ。
「子作りしたい」
「え。今日からですか?」
「もう二十七だし、次いつ七海くんに会えるの分からないし…。七海くんはそこまで──」
「すみません。私の言い方がまずかった。子作りはむしろ全力でしたい。貴女との子供が凄く欲しいです。それに頻繁に会えない仕事ではありません。残業は嫌いなので割と定時で終わらしています。私の事務所と自宅は程近い距離にあり、もし良かったら生活拠点を私の自宅に移して頂こうかと考えていました」
「いいの?」
「ええ、私の近くに居てくれた方が安心です。ひとつ空いた部屋がありますので明日にでも下見に来てください。引っ越しの解約が一番面倒ですし」
「行く!七海くん大好きっ」
ぎゅっとしてきたの体温。
何も身につけていない肉峰の柔らかさは凶器だ。