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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第38章 呪術廻戦✿七海健人「夜の蝶」


耳元で囁いたのはちょっとした悪戯心からだった。
の耳の後ろには何かいい匂いがする。
あとはもう一度持ち込みたいという性的な意味で。

はまだ挿入でイケてないはずだ。

「七海くんの……声が」

「声?」

がもぞっと動いて顔を引くと、潤んだ視線だけ向けてきた。
七海は涙ぐんだその表情に息をゴクリと呑む。

「うん。……耳元の声が、その…やばくて」

顔に火が付いたようにみるみる耳まで赤くなっていく。
七海はいたたまれなくて唇を閉じた。

……ぶっちゃけ喋りづらい。

敷き小股だったから表情が見れなかった。
だからせめて音だけでも届けようと耳を責めた。
の反応が良かったから唇で撫でまわしたり、外側を少し舐めたり、わざとリップ音を立てたり煽っていた。
それがまさかの声フェチ。

意識して低い声を出そうとして、余計にこっぱずかしくなった。
クソ。

「私も、さんの柔らかな声が好きです」

七海は照れを隠すように逆に褒めて、うわてに立ち回ることにした。
でも嘘は言っていない。

の男心をくすぐるような声は好きだ。
下手に甘えた感じはなく仕事場ではハキハキと。
酒を飲んだら呂律が回り切ってないところが逆に可愛らしく思ったり。
テンポが少しゆっくりペースだから癒しを感じたり。

「貴女の声は私の疲れを癒してくれる。とても耳心地がいいんです」

「ん……っ」

七海はの耳のウラに口付けながら言葉にした。
その流れで唇にキスを落とし、体に手を滑らせていく。

「もう一度、貴女を抱きたい。今度は一緒にさんとイキたいです」

頬がほんのりと赤いはコクリと頷いた。

うつ伏せ状態からお互い顔が見えるよう向かい合う。
正常位になるとは胸のまえに腕を持ってきた。
肉峰を弄っていた時は隠したりしなかったのに。
挿入になるとまた別の羞恥心が増すようだ。
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