【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第33章 ハイキュー✿花巻貴大「世界に幸あれ!」
洋画ってのは、邦画よりもキスシーンが多いわけで。
のそそるうなじに何度も視線を下ろしてしまう。
もうそろそろムードも堪能したし、…いいかな…なんて。
「……たん。あんま…腰付けられると、俺のイケナイ部分がですね…」
「……うん」
「…」
「…いけないコト、しちゃってもいいよ…?」
「ッ~!!!」
ガバって行きそうな言動に足先に力を入れて踏ん張って、ぎゅっと…少しずつ力を込めて抱きしめる。
「……よかった…。震えてなくって…」
つい本音がぽろり。
コンドームを買ったのは付き合った初めの年だったけど、3か月経ったら抱けるんじゃないかって自分勝手なリミットを作っていた。
けど実際は何度か招いていた部屋に入れて、いつもと違う抱きしめ方をしちまったのか…ビクッとされた。俺の心で企んでることが透かされちまったみたいに思えて、好き好きって言ってくれるけどまだ早かったんだなって。
「…マキたん…。ずっと……私のこと大切に想ってくれてありがとね…?」
「いまもたんのこと大切に想ってるよ。…俺のために、頑張ってくれてありがと」
「…うん」
うなじに当てていた唇を振り向いたの唇を塞ぎにいって、鳥のようなバードキスじゃなくて…ライトから、プレッシャーキスに変えていった。
「……、…舌…出していい…?」
「…うん」
少し開いたの唇にそっと舌で撫でにいき、尖らせた舌を口の中に入れていった。
「んぅ…ぁ……、はっ…ん…」
いつも鳴るのは唇の音。
楽しく笑っい合った声。
けれど真面目な顔をして本気で交わってる感じがして、は熱っぽい声を漏らしている。
「…いっしょに…気持ちよくなろうな。…」
「ぇ……うん…。だいしゅき、…マキたん…」
「俺も。だいしゅきだよ……」
も舌を出して、俺のキスに答えてくれる。
ちゅるる…と唾液を絡ませた舌を交じり合わせ、目いっぱいの愛情を注ぎ込んだ。