【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第32章 黒子のバスケ✿今吉翔一「道ならぬ」
避妊具が被さっていない直接伝わる熱。
何度も何度も往復して、彼氏じゃない男のモノを内側に刷り込まれる。
パンッ!ヌパンッ!パンッ!パヌッ!
「えぐいわっ…!絡みついて気持ちええッ」
「あッ…あぁ!またくる、キちゃ…ううッ!!」
自分でもナカがうねってるんじゃないかと実感が沸いてくる。
ナカに今吉の熱いのがって、それから感じ取れるようにうねうね絡みついているみたいに。
「あぁあ、もっとッ!オカシクなるぅう…!!」
「もうそれ自分やん…!」
「は、ふぁ…!ごめっんな、ふぁい…ッ、ごめ…んんッッ」
もう狂ってる。
奥イキで狂わされている。
気持ち良くなって他の男ので善がってる時点でもう終わってる。けど止められない気持ち良さが絡みついてくるのだ。
「あぁあッ、イ…っく…!やめっないでぇ、イク…イ…くッ」
「あぁ…くそ!絞られるッ。ワシも…ッッ」
──…ガタッ
「!?!?!?」
「っ…」
ドアの向こうから物音が聞こえた。
自分たちが軋ませたベッドの音ではなくて、程近い物音に気付き、同時に閉ざされたドアのほうに息を潜めて目を向ける。
「……にい…さん、かも…」
2階には兄と自分の部屋がある。
階段をあがってくるのも、この時間に帰ってくるのも兄以外に考えられない。
「…挿入してて気付かんかった。聞かれたな、完全に…」
「…ど…しよ…」
階段を下りて去るのではなく、向こう側のドアが閉まる音がした。
繋がったまま今吉と見つめ合い…。
「っぁ、な…にやって…!」
「ここでお預け食らうのもなぁっと思って。声殺せばええやろ?」
「なッ、抜い…んうッッ」
今吉は兄が隣りの部屋にいるというのに腰を打ち続けてきた。
雄星とは3年間も付き合ってきたから、顔も知っているし一緒に食事したこともあった。
今吉の存在がバレたら即アウト。
打ち込まれる声を出してはいけないと、腰を振り続ける今吉を睨みあげるとへらっと笑み立たれた。