【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第31章 名探偵コナン✿服部平次「先生へ」
無理やり壁に押し付けられて、腰を早く動かしてくる。
「ひゃあッ…あっ、あぅうっ!!」
「はぁッ…はぁ…は」
錯覚を起こしている。
平次のことしか考えられなくなって、身体が倒れないように必死になってしがみ付いて、この腕から離れたくないと思っている。
「んッはぁ…」
「…」
「平次ぃ…どうしよ。っ…すごく…、すごく気持ちいいの…ッ」
「お、俺も…スゲー気持ちええで…ッ」
「あ゛ぁ~……あぁ、だめ、ん゛ぅ、また…クる…ッ!」
「っは、俺も…!!」
「あ゛ぁぁあんッ!!ん゛ぅ~…ッ」
ドクドクッと脈を打ちつけてきて、流し込まれるのを感じながら唇を塞がれる。
平次の体温が温かくて、なにもかも恋しくて、熱に浮かされて熱い舌を絡み合わせた。
「はっ…は…はぅ…、平次ぃ…好き。…だ、いすきぃ…ッ」
「!!…俺もっ、俺もやで。今日はやっぱうちに帰られへんわ」
「ぁ……泊ってくれるの…?うれしい…」
「とずっとこうしてたい。なあ……ずっと一緒におってくれへん?辛い思いはさせへんから」
「っ…、」
その言葉を待っていたのかもしれない。
平次は全部知ってる。
私がなにに悩んでいるのか…、なにが一番辛いのか…、こんな私でも近くにいてくれたから分かってくれている。
幸せになりたい。
でも、先生を忘れたくない。
やっぱり私は先生のことを想い続けることしか許されない。先生と結婚しようって決めたんだから…、先生を裏切ることなんて──
「無理して忘れてしまわなくてええねん。俺は先生のことも含めて丸ごと全部、のこと好きになったんや」
………先生、
私、…こっちの世界で幸せになってもいいですか?
Fin.