【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第24章 僕のヒーローアカデミア✿ホークス「片翼のビスケット」
避妊具の封を切ろうとしたら、ちょっと破ったところでが上に手を重ねてきた。
そんで首を横にふるう。
「…………え。ぃやでも…」
「お願い………。そのまま来てほしいの…、啓悟……おねがい……っ」
「ッッ…」
そんなお願いをされちゃ、後先のことを考えないで突っ走りたくなる。もうすぐ高校卒業する歳だからといって、卒業したら最速で自分の事務所を構えることを伝えてるからって、の身を考えたら……。
──…いや、それじゃあ俺も……あいつらと同じことを言ってことになる。
「分かった…!最後まで責任取らせろよ…!!」
「うんっ…!」
「~~~」
無垢な笑顔を向けられて、調子が狂ってしまう。
を正面から抱き寄せて太腿のうえに乗ってもらい、何もつけていないナマモノをの蜜口にあてがう。
「っ……」
「…啓悟……。…大丈夫…?」
「だいじょばない……。あぁいや…重いとかじゃなくって、はぁ~……待って。先っぽあてただけで出ちゃいそう…。マジ情けねえ…」
避妊という理性的なものがあったから色んなことを我慢することができた。けど、それが無くなった今、なにで理性を保てばいいのか分からなくなってしまう。
先っぽだけあてがっているところが熱くて…溶けてしまいそうで…、激しい感情に堪えかねて涙が出ちまいそうだ。
の肩に顔を埋め、その隙間から夜空を見上げる。無数の星たちが俺たち二人を照らして、見守ってくれてるみたいに優しく光る。その下には生きている人々の光があって、俺たち二人で生きていくのは広すぎる現実と世界。
「………、お待たせ。もう大丈夫」
「…うん」
俺の直接受け止めてくれるのは他の誰でもない、だけだ。何億人いる世界にたった一人に巡り合うことができて、大好きな人と相思相愛することを天界に許された。
見つめ合って、言葉のないキスをして、ありのままの自分たちを繋ぎ合わせた。