【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第5章 名探偵コナン✿降谷零「信頼」
降谷は高速道路を走り、ちらりと助手席に座るに視線を向ける。とは公安同期からの付き合いで、最近恋人という新たな進展を迎えた。
ようやく長年の想いを伝えることに成功した降谷は、今まで埋められなかった距離を順調に縮めていけると…そう思っていた。
「……空調…下げますか?」
「ううん、大丈夫」
は何もない平行線の風景をずっと眺めている。
会話をしなければならないような居心地の悪さはないが、降谷はのことが気になって仕方がないようにチラ見を繰り返す。
「……目的地に到着したら寝かせてもらえませんよ。僕に遠慮しないで、今のうちに寝たらどうですか?」
「そうだねぇ…」
「後部座席にブランケットがあるので使ってください」
しかしはブランケットも取らなければ目を瞑ることもせず、降谷は更に不満げに皺を寄せた。
「………、僕の運転じゃ…安心して眠れませんか?」
「え?」
そういうとは意外そうな顔を向ける。は降谷の糸がくみ取れず、首を傾げた。
「どうしてそう思うの…?」