【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第21章 僕のヒーローアカデミア✿通形ミリオ「壁穴」
嫌な予感ほど的中するもので、ぐっとスカートの上からお尻を押してくる大きな手の感触。
「ちょ!どこ触ってんのよ…!」
「のお尻!相変わらず丸みの帯びた可愛いお尻だよねっ!」
「ミリオの個性を使えば一発でしょ!ちょっ、骨がぶつかって痛いんだってば!」
「うーん…。じゃあこっちはどうかな?」
「痛い痛い痛いッッ!今度は胸が引っかかって痛いの~!」
押して駄目なら引いてみろ。腰に腕を回された状態で思い切り引っ張られ、今度は膨らんだ胸が悲鳴をあげた。
「ああ、ごめんよ。の胸が見えなかったから、ふわふわ柔らかくて大きいことをすっかり忘れていたよ!」
「あんた、人が苦しんでるの見て楽しんでるでしょ!!?ヒーロー志望なのに最低ッ!!」
思わずこの場を楽しもうとするミリオに怒りを露わにしてしまった。ミリオだからすぐ助けてくれると思ったのに、とんだ失敗だったのかもしれない。
「今のは傷付いたなー……。こんな状況だからこそ、楽しもうと思ったのに」
「い……今のは言いすぎた、ごめん…。こんな情けないところ、他の誰にも見せたくなかったからムシャクシャしてて……」
「ムシャクシャしているなら汗を流してスッキリしよう!汗をかいたらきっと、自力で抜けることができるさ!」
「ええっ?!!ちょ、なに、どこ触ってッッ」
「暴れないで。服を脱いだら通り抜けられるかもしれないじゃないか」
壁が見えない向こう側で、ミリオがスカートを脱がしにかかっている。彼氏だからとはいえ、こんな状態で、しかも外で下半身を露出するのだけは避けたい。は必死に足を暴れさせた。
「ちょっとミリオ!ここ外だってッ…!!」
「大丈夫。さっき見たけど全くひと気がなかった。もし人が来たら俺が速攻抱えて逃げるから問題ナシ!」
「そういう問題じゃない!!」
スカートを脱がされ、ショーツも脱がされ、下半身はハイソックスと靴だけを履いた状態になってしまった。