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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第20章 僕のヒーローアカデミア✿天喰環「ネガティブ・アサーティブ」






事後、備え付けのガスコンロでお湯を沸かし、色々な体液がついてしまったの身体を丁寧に拭きあげる。

「………本当にすまない。俺の中にある邪神が抑えられなくなってしまい、君にこのようなことを」

「…ううん、そんなことないよ。大丈夫…だから……」

「………」

気が付いたら装着しようと思っていたゴムが切れていて、ベッドにぐったりと横たわると、欲望を吐き出した使用済の残骸たち。

理性の途切れ途切れに、むり、やめて、と泣け叫んでいた声が耳にしっかり残っており、決して空耳ではないだろう。強姦と同類のことをしてしまった自分自身をひどく叱る。

「そんなに落ち込んだ顔しないでよ。私、嬉しかったよ…?環がすごくシてくれて……」

「で、でもやっぱり…」

「流石に連チャンはきつかったけどね。今日はこのまま寝させてもらおうかな……なーんて」

時計をみればとうに男女交流禁止の時間が過ぎている。恋人公認の仲でも学校のルールがあり、先生にバレたらお説教は間違いなくある由々しき事態。

「身体、拭いてくれてありがとね。後は自分で出来そうだから…」

「」

「なぁに?」

行かないでくれ。
帰ってしまわないでくれ。
部屋から出て行くというのなら抱き締めて引き止めたいけれど、それはを困らせることだって自分が一番分かっている。でも、なにか伝えたくて……。

「……、俺を好きになってくれてありがとう」

「えー…なんか急に照れちゃうな。へへ、ありがとう。じゃあ、部屋に戻るね。おやすみなさい」

「うん。おやすみなさい」

キザな男みたいに不意打ちのキスは自分からはできなくて、ドアの前から曲がり角が見えるまでに手を振り続けたのであった。



Fin.
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