【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第20章 僕のヒーローアカデミア✿天喰環「ネガティブ・アサーティブ」
と環は同じ雄英高校ヒーロー科におり、クラスも公認の恋人同士。今日の夕食はイカの中華焼きそばだった。環の寮部屋で過ごしていたは肩にちょこんと頭を乗せてきた。
びくうっ…!!
「………ねえ、環…」
「ど……どうしたの、。ま……まさか、このだんまりの空気に耐えかねて、俺のことが不要になったという別れ話を」
「ううん、そうじゃないの」
体育座りになって自分のネガティブ思考に青ざめた環だったが、が否定したことによって徐々に血液を取り戻す。ふと、肩に頭を預けるに目をやると…。
「そろそろ……シたいなって、思って…」
「………」
頬を可愛らしく薄紅色に染めたが潤んだ瞳で見つめてくる。…キス…していい?と確認をとる前にの方から顔を近付け、環からも気持ち分だけ顔を前に出す。
「ん……ふ……」
何度もしている接吻という性行為。それ以上、濃厚なことも勿論だ。本来なら男という生き物がこういったリードをしなければならないことは重々承知している…が、環の性格上、嫌われたくない、拒絶されたくないと思うばかりで一方的にの唇を受け続ける。
(……の、脈が速くなってきている)
「環……」
「っ…、……」
が求めてくるように見つめてくる。身体も温まってきて、ほんの少しだけ緩んだ扉の向こう側の雄の部分を垣間見せ、の身体を抱き締めて自分から唇を塞ぐ。
(好きだッ…、大好きだッ………。でも、俺の雄の部分を見せてしまったら絶対に、地球滅亡レベルで引かれてしまう……。世の中の男性が欲望のままパートナーに手を出せることなんてのは、嗚呼……考えるだけで歪んでいる……)