【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第3章 黒子のバスケ✿木吉鉄平「低気圧」
※
事後、鉄平は横向きで頬杖を付き、の髪の毛を愛おしそうに撫でる。
「なあ」
「なぁに…?」
「低気圧の日ってさ……ムラムラするよな?」
「…」
はまた口を閉ざすと、1階の玄関ドアが閉まるような音を耳にする。
「どうやらご両親が帰ってきたみたいだな」
「うん……」
「雨も止んだみたいだな」
「うん…」
降りしきる雨、薄暗い空……。
気分が落ち込んできて、孤独、寂しさを感じ、人肌が恋しくなる。部屋から出る気分にもなれなくて……そんな時、彼が現れたら…どう思うだろうか?
「私もそう思う」
「ん?」
「何でもありませーん……寝る」
「うん。……おやすみ、」
そっと肩を抱かれる手にまたキュンとした。
Fin.