【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第16章 ハイキュー✿黒尾鉄朗「アイワナビー」
想像とは違うビジネスホテルっぽいところに少々困惑しつつ、部屋の中に入ると黒尾は辺りをキョロキョロと見渡す。
「……お前…、ラブホ来たことあんの?」
「まあね~。ゲームで勝利したクロさん。普通のマッサージと性的マッサージ…どちらをオーダーされますか?」
「性的はお断りじゃなかったの?」
「もうここがお店ってことで。エッチなことしたい?」
「(ごくっ)……そりゃな。性的マッサージでお願いしマス」
「じゃあバスルーム行こ」
はそう言って脱衣所に行くと迷いなく服を脱ぎ始め、黒尾も合わせて全裸になる。は胸元から股の下まで隠れるようにタオルを巻き、バスルームへと入る。
「お~これ。AVで見たことあるやつだ」
「ソープマットっていうんだって。海行きたいな~」
「いま行ったら凍死すんぞ」
季節は1月下旬。
雪が降り積もらない東京都とはいえど寒い季節だ。お風呂の栓をしてから黒尾はマットの上にうつ伏せになるように言われ、はその上に馬乗りになって座る。
「ではローション行っきま~す!」
「んっ…、ちょ、冷てぇわ!!」
「ありゃま。お湯で温めてから使った方が良かったのかな?まあこれから温かくなるから良いでしょ」
「ここのソープ嬢は教育の受けていないド新人かよ」
「いや、ベテラン30年かな」
「ぶッ。ババアじゃねえか」
背中にローションを垂らし、肩から手の指先までゆっくりと肉体の線を撫でられる。肩甲骨のラインから脇を降りて、お尻の割れ目を差しかかる。
「キレイに引き締まってるお尻~」
「っ…」
羽に触れるように優しくそっと触れ、指を下に下ろしていく。付け根から引き締まった大腿へと手のひらを這わせ、足の先までローションを塗り終える。
「私もローションかけちゃおうっと…」
「俺がやるか?……ってか滑る」
「お客様はそのままでいいですよ~」
は自分の身体にもローションを程よくつけ、その裸の身体を密着させてきた。