【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第15章 黒子のバスケ✿青峰大輝「禁止令」
※
それからというもの大輝は制服ではなく、動きやすい服装に着替えて部活動に出席する。
「おやまあ珍し。なんかええ転機でもあったん?」
「……生きてりゃ色々あンだよ」
「お~、語るなぁ」
「なんかスゲー違和感。やるんなら真面目にやれよ!!」
大輝は一人で準備運動で身体を整え、のこの先のことを考える。
「俺が……アイツと子供の分、稼がなきゃな」
「ん?青峰。1年で騒いでた話、お前ンところだったんかい。妊娠させたとかどーこーっていう」
「あん゛?!!俺んとこにも同級生孕ませたとか何とかって…、お前…つけないでヤッたのかッ?!!そーいうやつだとは思ってたけど、まさか本当にヤリやがるなんてとんだクソ野郎だなッ!!そんな奴が──」
「2、3年のとこまで広がってんのかよ……」
噂というのは恐ろしいものだ。
学年違いの若松も今吉も誰だか特定はしてないが、聞き耳には入っていたらしい。
「でも実際、孕ませたんとちゃうやろ?今度、更生してくれたお礼にちゃんに会いたいわ~」
「っ、なんでアイツの名前知って…ッ」
「さ~て、インターハイに向けて気合入れてこぉ」
腹が読めない男はにこりと笑い、大輝は否めないばかりと不敵な笑みを返した。
Fin.