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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」


事後、萩原はおもむろに煙草に手を伸ばし、ライターに火をつけようとして動きを止める。

萩「なあ、ちゃん」

「……何ですか?」

萩「俺が早く死んじゃったらちゃん、困る?」

「……何ですか…急に…」

突然萩原から死の宣告をされ、はベッドに横になったまま不安げに萩原の顔を見つめる。

萩「いやね。煙草って身体に悪いじゃん?悪いって分かってても吸っちゃうし、禁煙するキッカケが欲しくてね。ちゃんが協力してくれたら俺、止めれる気がする」

「私は、何をすればいいんですか…?」

萩「毎日3回、ちゃんからキスが欲しいです」

「……私から、しなきゃですか?」

萩「それじゃなきゃ効果ないのよ。毎日じゃなくても、ちゃんからキスしてほしい。そしたら俺、長生きするから」

早く死んでしまうのは困る。というかそんなこと考えたくもないし、将来死を脅かすのならできるだけ健康であってほしい。

「…分かりました。萩原さんのために、頑張ります」

萩「うん。じゃあさっそくお願い。唇にね。チューって」

「…………。あの…、目を……」

萩「あはは、ごめんごめ~ん。ちゃんが困ってる顔、面白くって。…はい、どうぞ」

目の前に目を瞑ってキス待ちの萩原の整った顔があり、長く伸びたサラサラの髪の毛に手を伸ばす。

萩「……ちゃん。まさかの焦らしプレイ?」

「い、今からします…!」

萩「くくっ。どーぞ」

は深呼吸をし、唇にそっと重ね合わせる。

「………これで、寿命は延びましたか?」

萩「ん~…もうちょっと長くしてほしかったけど、だいぶ伸びた気がする。よし。今日からちゃんと一緒に禁煙だ」

萩原は手に持っていた煙草の箱をくしゃっと潰し、ごみ箱に捨てる。

「はい。頑張りましょうね」

萩「おう。ちゃん、これからもよろしく」

「はい。こちらこそ、よろしくお願いします」

これから付き合っていく不安も解消されたように、どちらともなくまたキスをした。





萩原END.
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