【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
その後、伊達は「ひとっ風呂浴びてくる」と言い残し、入れ替わるようにも身体の汗を流す。賑やかだったテラスは静かで花火に参加できないのを申し訳なく思いながら、伊達の待つ部屋へ続く階段をのぼる。
扉を開けると暗い部屋のまま携帯を見ていた、伊達と目が合う。
「電気付けないと目を悪くしてしまいますよ?」
伊「ああ…。そうだな」
「伊達さん。メアド…交換してもいいですか?」
伊達の携帯を見てふと思い出したようには口にする。
伊「おう。そういやしてなかったな。アプリの方でいいか?」
「はい。私もそっちの方がよく使うので」
連絡先を交換し合い、急に喋ることも無くなってしまい微妙な沈黙が流れる。
(気まずい…。なにか喋んないと…)
「「あ、あの…」」
「あ…伊達さんから、どうぞ……」
声が重なり、伊達は少し決まりが悪そうに話す。
伊「あ~、その、大した話じゃないんだが。親御さん、付き合う相手の職業にタブーってあるか?警察官とか…」
「ん~…特に聞いたことはないんですけど。伊達さんって警察の方なんですか?」
伊「まあな。付き合うなら親御さんに挨拶しておきてえし、構わないか?」
付き合うのにあたり、将来のちゃんと考えてくれている真剣さには柔らかな表情を浮かべる。
「それは全然…。嬉しいです。伊達さんとどんどん仲良くなれて」
伊「じゃあもっと…。俺と仲良くなろうか?」
ベッドの横に腰を下ろしていたは伊達の手によって瞬く間に押され、体の上に覆いかぶさられる。先ほどまで自分のペースに合わせてくれていたんだろうと思うような強引な勢い。
急な展開で心臓の鼓動が喉にまで上がってくる。
伊「顔真っ赤。電気つけっぱの方がいいか?」
「け…消してくださいっ!」
伊「くくっ。りょーかい」
にやりと笑う伊達の顔が妙に色っぽい。
パチンと部屋の電気を消されると暗くなり、ギシッとベッドが軋んでシーツが擦れたような音が鳴る。
伊「……いいよな?嬢ちゃん」
雄の本能を露わにした伊達は、の有無を聞かないまま潤んだ唇にかぶりついた。