【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第14章 名探偵コナン✿警察学校組「1day」
降「…ん?誰かの携帯鳴っていないか?」
「!………私の…です…」
コテージに戻ると音が鳴っていることに気が付き、テーブルに置いていたの携帯が光っている。ディスプレイをみるとそこには『雄星』という彼氏の名前が映し出されていた。
留守電の前に音が途切れる。なるべく見ないようにしていた携帯画面を開くと、未読のメールや不在電話が数件入っていた。
諸「ちゃん…」
降「よかったら相談に乗るよ?全員に聞かれたくなかったら俺だけでもいいし、絶対に他言しないから」
萩「俺たち経験豊富だしな。修羅場には慣れてる」
伊「紛らわしいこというな。嬢ちゃんが一番守りたいものを選択すりゃいいんだ」
松「男なんて腐るほどいる。20歳そこらじゃまだ生きてもねぇよ」
メールを開くのがこわい。電話を掛けるのもこわい。せっかく忘れかけていたのに目を背けていただけに過ぎなくて、刻々と迫る現実を見せつけられる。
(…この人たちに甘えてちゃダメだ。しっかり向き合わないと。)
「…すみません。外でちょっと話してきても良いですか?」
降「ああ。ただこれは俺の憶測なんだが彼が浮気をしたのなら、話し合いはまず彼氏とだけにしておいた方がいい。3人になるとこじれるからね」
「……ご忠告ありがとうございます。テラスの方、お借りしますね」
外の風を吸うと、何だか濁っていた気持ちが澄んでくる。自分に大丈夫と言い聞かせると、は受話器のボタンを押した。