【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第51章 呪術廻戦✿夏油傑「家庭教師」
重力に逆らうことができず、自分の力で男根が抜けなくなってしまう。
そこにずっと当たっている。
「お、おクっ」
いけないところまで当たっている。
傑くんは動かないでジッとしてくれるけど、頭の中でピコンピコンと奔流がきてしまう赤信号が点滅している。
そこを数回突かれたら我慢できない。
数ある玩具のなかでも、傑くんにはクリトリスや膣内よりも奥を重点的にくすぐられた。
内側のところでジリジリ痺れる鈍痛とコツコツあたる場所。
傑くんは「ポルチオ」だと教えてくれた。
けど、傑くんはイケそうになると離して玩具を揺らす。
だから気持ちいいことは知っていても、上手にイケたのはさっきの一回だけ。
場所は覚えたけどひとりでやるには怖すぎた。
傑くんは、今日の日のために取っていたのだろうか。
「ひっ、あ……待って。傑くん」
「ああ。待つよ。ようやくここまで届いたんだ。ガンガン突いたりしないから安心して」
「うん、待って。あのね、奥のとこにね」
呼吸しているだけでも微振動で傑くんを深くまで感じてしまう。
これ以上、入られたくない。
その先に踏み込んだら、いまの自分に戻れない気がしたからだ。
「、落ち着いて。奥にあたって、気持ち良いんだろう?」
「っ……」
は恥ずかしながらに小さく頷いた。
「ポルチオはイキ狂う場所だって説明したけど、これ以上にないくらい女性が美しくなれる性感帯なんだ。私はに自信をつけて欲しかったから、ご褒美をあげながら少しお手伝いをしていた。寸止めしていたのは、本物の私でイカせたかったからだ。──だからごめんよ。意地悪しているようになってしまった」
そっか。
傑くんもワガママがちゃんとあったんだ。
初めから説明してくれたら良かったのにと思ったが、それだと私は最後までシてって何回もお願いしていたと思う。
それを分かっていたから今日という日まで傑くんは我慢していたんだ。