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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第13章 黒子のバスケ✿青峰大輝「ラブホ」


と大輝は青空の下で同じ手作り弁当を頬張る。昼休みは屋上で一緒に過ごすのが日課で、大輝はふと思い出したように気だるげに口にする。

「明後日、ラブホ行かね?」

「…。サラッとなに言ってんの。高校生が入れるわけないじゃん。大体ね、そんなとこ行かなくても親が留守のときヤってるし、学校に居たってヤってるじゃん。場所困ってないのに行く必要なんてあるわけ?」

は早口でペラペラと喋り、大輝は面倒臭そうに「あ~」と声を出している。

「反論あるなら言いなさいよ」

「興味あんだよ」

「興味?だったら成人してから行けばいいでしょ。18歳未満だってバレたら警察に補導されて、親に告げ口されるんだから。馬鹿なことは止しなさい」

「だったら適当なおねーさんに声掛けて入ろっかな」

「はあ?」

大輝はニタニタとしながら想像しているかのように話す。

「俺はただ興味があって入っただけなのに、雰囲気に呑まれて……そのままベッドに組み敷いてヤっちゃうかもな」

「最ッ低…」

「てめえじゃ化粧してお洒落しても、大学生にも見えねえな。童顔だし、背ぇ低いし、胸小せぇもんな」

「…うっさい。童顔は否めないけど、アンタがデカいだけで背と胸は平均だもん……」

「お前に童貞捧げて、一緒にラブホデビューも飾りたかったのに残念だぜ」

「勝手に一人で捕まりなさいよ…」

「へえ…良いんだ。俺、お前と違ってモテるし」

「…」

「一回くらい他の女とセックスしても良いだろ?お前の浮気は許さねえけど」

「…何よ…それ」

「女は感情でセックスするからな。男は排泄欲…。本気になったヤツしか感情でなんて抱かねえよ」

「……ばか……」

「明後日、10時に駅前集合な。忘れんなよ?」

涙が零れそうな目尻にキスを落される。大輝は平らげた弁当箱をちゃんと閉まって、「ごちそーさん」といって横になった。
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