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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第12章 ハイキュー✿澤村大地「所有物」


昼食を一緒に食べていかないかと両親は誘ったのだが、「じゃあまた今度お願いします」と爽やかな笑顔を残して大地は家をあとにする。

携帯メールのやり取りにはその証拠はうつらない。
指示は全部、直接口頭で言われるか、電話で言われるか…だ。それでも少し楽しみな思い出になるだろうとバッグの中に荷物を詰め込んだ。

宮城から沖縄まで飛行機で到着。

「お~、ここが沖縄…!長袖じゃ少し暑い気もするな。清々しい青空だな~…空気もいい」

「ん~、ホント。晴れて良かったね…!」

空港を出て、外の息を吸い込む。天気や気候にも恵まれ、バスで移動すれば丁度良くチェックインの時間帯になる。

「あのバスかな…。お土産はあとにして、観光バスに乗り込むべ」

「うんっ」

気分はすっかり旅行気分。観光バスで観光名所をめぐって美味しいものを食べて、水族館で海の生き物を見て、記念撮影したりする。
ホテルに到着したのは夜7時過ぎで、室内で腰を休めた。

「あ~…楽しかった~!…けど疲れたぁ」

「年寄りクサいなぁ…もう。私は腹ペコだ~」

「腹もそうだな~。もうバイキングやってるか……よし!ひとまず飯食いに行くか!」

「うん!飯だメシ~」

「おう」

戸締りを確認してからバイキング会場に行き、どの料理も美味しそうで目が奪われる。

「デザート、どれにしようかな~」

「おいおい、少しはバランス考えろよ…。まあ…今日くらいはいいか」

主食、主菜、副菜を無視してデザートに目を輝かせる。コトンっと持ってきた配膳には野菜が少し、あとは甘いものとフルーツだけの大盛り合わせだ。

「………見てるだけで胸焼けしそうだ…」

「いただきま~すっ」

は幸せそうに食べており、大地は満更でもない顔をする。2週目も甘いものを詰め込んだようで、大地は思わず顔を引き攣らせたのであった。
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