【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第46章 僕のヒーローアカデミア✿心操人使「劣等感」
※
「じゃあ…私、もう帰るねっ」
時間が許す限り二人きりで過ごしたい。
だけどそれはワガママ。
恋愛禁止ではないが表向きは健全なお付き合いが前提。
「寮まで送る」
「ふぇっ!?」
「?」
俺が腰を上げるとは驚いた反応をみせる。
ヘンなことを言っただろうか。
「い…いいの…?」
「まだ、一緒に居たいんだ」
いつもは気恥ずかしくて部屋の中で済ましていた。
けどに話して気持ちが楽になった。
ある意味吹っ切れたのだと思う。
「今までごめんな。俺のヘンな矜持のせいで…一人で帰してたこと」
「ううん。一緒に居てくれて嬉しいっ」
「ゆっくり歩いて行こうか」
手を差し出すとはまた驚いた顔をみせて。
嬉しそうにニッコリ笑う。
俺はまだ強くなれる。
冷やかされたって、またしくじたって、が隣りにいてくれる限り何度でも立ち上がれる。
俺はの彼氏だから。
Fin.