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【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。

第44章 呪術廻戦✿真人「人間の女の子」


女の子の体は男と比べ曲線的だ。

一体全体そうではないけれど柔らかくて、細くて、小さくて、膨らんでいて、くびれていて、内向きな女らしさがあって性別を区別する。

そうしてみると彼女は典型的な女の子っぽさがあった。

「……、……、……ん、…」

は口に咥え、余った部分は手で筒をつくって刺激を与えている。自分が気分じゃない時は彼女はこうやって性欲処理のお手伝いをする、つまりそういう事。

『は彼が初めてなんだよね。付き合っている間、他の男の子に惚れたりしなかったの?』

「どういう意図の質問ですか」

『夏油に言われたんだよね。恋愛は肉体的、精神的に満たされたい欲求の一つだって』

「Noと答えれば私は彼に満たされていないと」

『で。どうなの?』

真人の質問で病む負えなく口を放したは無心の顔でシコシコ腕を動かしている。

「他の異性に惹かれたりはあります。でもそこまでじゃなかった。欲求が常にまわっている私は無欲になれない埋もれた人間です」

『じゃあ俺は?』

「殺したいほど憎い」

『そうは見えない』

「憎いです」

『あはは。それなのに俺の命令聞いちゃうんだ』

一瞬ピクリと彼女の手が止まった。淡々と喋ることが出来るのはストレスの分別と受容が出来ているから。自身が許す許容範囲内だからこそ至って冷静に振舞うことが出来ている。

この魂を殺し続ければもいずれは壊れる。

「……今はまだ死にたくない」

『ん?』

「今はまだ生きていたいです」

『なにか未練があるの?』

「なにか…。それは特にないです、けど…」

『けど?』

「誰彼構わず殺せる"真人"さんを受け入れて、自分が"楽"になりたいと思ったからです」

『…!』

の言葉に真人はドキッとした。
それは自分が楽に死ねると同時に真人という呪いを拒絶せず抵抗せず、納得や消化していく意思表示。

『あはははっ!それこそ無意味な理屈だねっ!』

「私もそう思います」

だってどうせ死んで消えるんだから。
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